笠間市議会 2020-06-12
令和 2年第 2回定例会−06月12日-04号
令和 2年第 2回
定例会−06月12日-04
号令和 2年第 2回
定例会
令和元年第2回
笠間市議会定例会会議録 第4号
──────────────────────────
令和2年6月12日 午前10時00分開議
──────────────────────────
出 席 議 員
議長 22 番 飯 田 正 憲 君
副
議長 13 番 石 田 安 夫 君
1 番 坂 本 奈央子 君
2 番 安 見 貴 志 君
3 番 内 桶 克 之 君
4 番 田 村 幸 子 君
5 番 益 子 康 子 君
6 番 中 野 英 一 君
7 番 林 田 美代子 君
8 番 田 村 泰 之 君
9 番 村 上 寿 之 君
10 番 石 井 栄 君
初めに、
総務産業委員会委員長より報告お願いします。
委員長田村泰之君。
〔
総務産業委員長 田村泰之君登壇〕
◎
総務産業委員長(
田村泰之君)
今期市議会定例会において
総務産業委員会に付託された
議案について、
審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき御報告申し上げます。
当
委員会は6月9日に、
執行部より
関係部課長等の出席を求め、
議案第43号外6件の
付託議案の審査を行いました。
審査の過程では、主な質疑と
審査結果について御報告申し上げます。
初めに、
議案第43号
笠間市職員の分限に関する手続及び効果に関する
条例の一部を改正する
条例についてでありますが、法第28条の解釈が参考までできて改正になるが、第1号の
人事評価において、降任までできるとあるが、1回の
人事評価で決めて降任できるとの解釈でいいかと質疑に対し、
人事評価に関しては、2年連続で評価が
D評価の職員に対し、
研修等人材育成を行い、それでも改善が図れない場合は
分限処分の対象となり、これらは3年間かけて行うとの答弁がありました。
次に、
議案第55号
令和22年度
笠間市
一般会計補正予算(第4号)でありますが、
消防本部所管では、
移送用隔離ベッド購入について、
コロナウイルス対策の関係で導入を決定したのかとの質疑があり、
コロナウイルス対策も当然だが、
NBCテロ対策も含まれているとの答弁がありました。
秘書課所管では、
特別職の
給料等の減額については、他の事例があるが、
一般職の
部長級の
管理職手当の減額まで踏み込んだ事例はなく、
笠間市だけだと思うが、どのように決めていったのかとの質疑があり、
新型コロナウイルス感染症の影響がある中、
公務員は給与や
期末手当が
満額支給となる。市民に対し、
公務員として協力できることは何か、三役、部長、
支所長会議において協議し、
管理職手当10%の減額を決定した。この
減額分は
新型コロナ感染症対策基金に積み立てて、目的を持って利活用していくことを条件としているとの答弁がありました。
協力していくとの気持ちは大事だと思うので、仕事の上でも頑張ってほしいとの意見がありました。
企画政策課所管では、
ブランド戦略委託料の内容について、
オンラインでのPRをするということで、これは
笠間の動画を製作し、流していく内容という理解でよいかとの質疑に対し、この
事業は企画、
提案方式での実施を検討しているが、動画を一方的に流すということではなく、例えば
Zoom等などカメラなどを使い、実際に市内の産物を購入してもらい、その
購入費を
参加費として
Zoom等オンラインを利用し、直接
生産者とつながりを持てる取組をして、旅行の気分を味わっていただくことを想定している。また、
ブランド戦略なので、
事業として実施している会社に運営してもらうのかとの質疑に対し、様々な分野の
事業者が参画できる
可能性があるが、市の
ブランドイメージの作成が
最終目標であることから、市の資源をよく知っている方、かつウェブや
デザイン等のスキルを持っている方が対象になると想定しているとの答弁がありました。
コロナ対策の中で、移住に向けて、地方の魅力を発信することは
プラスになると思う。若い人も密集を避けるため、地方に興味を持っている人も多くいることから、近い田舎である
笠間がどう動くかが
プラスになると思うので、しっかり頑張ってもらいたいとの意見がありました。
次に、
旅館等利用多角化促進事業については、
リモートワークや
サテライトオフィスとして活用するとのことだが、
事業運営については外注を予定しているのかとの質疑に対し、市が直接実施するとの答弁がありました。
財政課所管では、旧
市立病院解体に関する
国庫補助金返還について、建物の
耐用年数はどのような状況かとの質疑に対し、
処分制限期間が27年と設定されているところ、6年が経過し、
残存年数は21年であるとの答弁がありました。
商工課所管では、
中小企業サポート補助金について、
事業者は既に
コロナ対策を実施している分があると思うが、いつまで遡って申請できるのかとの質疑に対し、4月1日まで遡って対象とするとの答弁がありました。
観光課所管では、7月
オープンの
スカイロッジの状況について質疑があり、6月中旬頃に工事が完了し、6月下旬にホームページを開設し、7月中旬に
オープン予定である。
また、誘客促進
事業について、
宿泊割引クーポンの
使用開始時期はいつかとの質疑があり、議決後、6月下旬に
観光協会と協議し、7月上旬からPR、7月下旬に開始する予定であるとの答弁がありました。
なお、
議案第44号、45号、51号、53号、54号については、
執行部の詳細な説明をもって了承次第であります。
以上のような
審査結果を踏まえ、当
委員会に付託された
議案について採決したところ、全ての
議案において、
全会一致により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当
委員会に付託になりました
議案の
審査の経過並びに結果であります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして御報告といたします。
○
議長(
飯田正憲君)
令和2年に訂正してください。
初めの、
令和元年って。
令和22年。
◎
総務産業委員長(
田村泰之君) ちょっと待って。休憩。
○
議長(
飯田正憲君) 暫時休憩します。
午前10時22分休憩
──────────────────────
午前10時22分開議
○
議長(
飯田正憲君) 休憩を解いて、再開いたします。
◎
総務産業委員長(
田村泰之君)
令和2年に訂正させていただきます。
大変御迷惑おかけして、申し訳ございませんでした。
○
議長(
飯田正憲君) 次に、
教育福祉委員会委員長より報告願います。
委員長村上寿之君。
〔
教育福祉委員長 村上寿之君登壇〕
◎
教育福祉委員長(
村上寿之君)
今期市議会定例会において、
教育福祉委員会に付託になりました
議案について、
審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき御報告を申し上げます。
当
委員会は6月9日に、
執行部より
関係部課長等の出席を求め、
議案第63号外7件の
付託議案の審査を行いました。
審査の過程での主な
質疑等を申し上げます。
初めに、
議案第47号
笠間市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例についてでは、今回の
条例改正により負担が増える
所得階層について確認いたしました。
次に、
議案第55号
令和2年度
笠間市
一般会計補正予算(第4号)では、
社会福祉課所管の
プレミアム付商品券事業費の変化について、執行率が4割程度になった原因についての質疑に対し、この
事業は子育て世帯と低所得者層を対象としたもので、国で定めた規定に沿って本
事業を進める中で、子育て世帯はおおむね購入された一方、低所得者には商品券を購入するために一定額を支払うことに抵抗が見られたことにより、執行率が伸び悩んだとの答弁がありました。
健康増進課所管のマスク購入のための消耗品費増額について、どのような種類のマスクをどれだけ購入する予定なのかとの質疑に対し、医療機関や福祉施設に実際配布した実績の2倍ほどの量を購入し、不織布マスクと、医療機関に合わせてサージカルマスクを配布する。マスクの価格が下がってきていることから、余裕が出れば、第2波、第3波のためにも、できるだけ多くのマスクを買っていきたいとの答弁がありました。
生涯学習課所管の大日堂での文化保護費の増額における建物価格の妥当性についての質疑に対し、美術の専門家に依頼し、鑑定をかけた上で予算を要求した。その答弁がありました。
次に、
議案第56号
令和2年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第1号)では、テントや体温測定、サーマルカメラを購入するということは、発熱外来を設置するということからの質疑に対し、発熱した患者が来院したときに、一般患者と分けて診察するためにテントを購入し、サーマルカメラは玄関に設置し、来院した患者の体温を観察するものだが、発熱外来を設置するべきか、または単に発熱や呼吸器に異常がある患者の動線を別にするかは決まっていないが、蔓延状況や患者の来院状況を見て検討を深めていきたいとの答弁がありました。
また、旧
市立病院解体工事において、当
委員会では、発掘された医療廃棄物をエコフロンティアかさまで良心的に処分してもらうように交渉すべきと提案しておりました。このことについて、現在、エコフロンティアかさまでは、コロナウイルス対応により医療廃棄物の受入れが多く、これらの処分が優先されるべきとされる中で、旧市立病院で発掘された医療廃棄物を一度に搬入することは難しい状況があり、分散して搬入することで逆に経費が増えてしまうことから、エコフロンティアかさまではなく、ほかの処分場での背景を考えているとの報告がありました。
次に討論でありますが、
議案第47号
笠間市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例についてでは、低所得者層の保険税率軽減のために、一定の所得水準上の加入者に負担させるようになり、年収約717万円以上の方が対象になるが、子育て世帯であれば余裕がある階層ではないので、この改正は不適切と考える。また、軽減措置の財源は加入世帯の保険税のみで調整できる話ではなく、国費投入や法定外繰入れの議論がされるべきであるとの反対討論がありました。
なお、
議案第46号
笠間市
介護保険条例の一部を改正する
条例について、
議案第48号
笠間市
後期高齢者医療に関する
条例の一部を改正する
条例について、については、
執行部からの詳細な説明をもって承認した次第であります。
以上のような
審査を踏まえ、
議案第46号、48号、55号、56号については、
全会一致により原案のとおり可決すべきもの、また、
議案第47号については賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上が、当
委員会に付託になりました
議案の
審査の経過並びに結果であります。
議員各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。
○
議長(
飯田正憲君) 次に、建設土木
委員会委員長より報告を願います。
委員長西山 猛君。
〔建設土木
委員長 西山 猛君登壇〕
◎建設土木
委員長(西山猛君)
今期市議会定例会において、建設土木
委員会に付託になりました
議案について、
審査の経過並びに結果を、
会議規則第39条第1項の規定に基づき、御報告を申し上げます。
当
委員会は、去る6月10日に、
執行部より
関係部課長等の出席を求め、
議案第49号外5件の
付託議案の審査を行いました。
審査の過程で、主な質疑、意見等及び
審査結果について御報告申し上げます。
初めに、
議案第49号
笠間市立地適正化計画における
建築等の届け出等に関する
条例についてでありますが、今後の
笠間市の動向や、公共インフラの整備状況についてシミュレーションをした上で、県や他市町村を見ながら計画的に取り組むべきとの意見に対し、
執行部から、本市の人口も今後減少傾向にあることから、その方策の一つとして立地適正化計画を策定した。都市計画分野だけでなく、様々な施策と連携して取り組んでいきたいとの答弁がありました。
次に、
議案第50号
市道路線の廃止及び認定についてでありますが、国道355号線を移管するということであるが、下市毛北T字路交差点から石井の国道355号線バイパスまでの区間の移管はいつぐらいにできる予定なのか、また、市内に来ていただく観光客の皆さんに対して、分かりやすいルート表示が必要ではないかとの質疑に対し、
執行部から、指摘される場所は以前市道であった区間を、稲荷門前
事業の整備のため、県と協議をして国道となった区間であり、現在も認定市道として残している現状で、移管する区間としては一緒になる。また、ルート表示に関しては、県との協議が必要であるとの答弁がありました。
次に、
議案第52号
工事請負契約の締結について。
橋梁上部工事、
仮称北山橋でありますが、近年ではメンテナンスの必要などにも考慮し、PC橋を選択している傾向が多いように思うが、鋼製橋、鉄骨ですね、を選択した理由は何かとの質疑に対し、
執行部から、橋の延長52メートル区間において、PC橋では中間点に橋脚が必要となるため、さらには景観等を考慮し、橋脚設置が不必要である鋼製橋を選択したとの答弁がありました。
次に、
議案第55号
令和2年度
笠間市
一般会計補正予算(第4号)であります。
建設課所管では、交通量調査分析委託料の詳細については、との質疑に対し、
執行部から鯉淵地内の県立中央病院周辺において、慢性的な交通渋滞の原因を調査し分析することで、今後の渋滞緩和対策を検討するものであるとの答弁がありました。さらに費用対効果についても重ねて検討するようにとの要望がありました。
次に、
議案第57号
令和2年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第1号)、
議案第58号
令和2年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)については、
執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
以上のような
審査経過を踏まえ、当
委員会に付託された全ての
議案は、
全会一致により可決すべきものと決定した次第であります。
議員各位の御賛同をお願いいたしまして、御報告といたします。
○
議長(
飯田正憲君)
委員長の報告が終わりました。
これより
委員長報告に対する質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 質疑を終わります。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
10番石井 栄君の発言を許可いたします。
〔10番 石井 栄君登壇〕
◆10番(石井栄君) 10番、日本共産党の石井 栄です。
議長の許可を受け、討論をいたします。
まず最初に、
議案第47号
笠間市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例について、反対の立場で討論をいたします。
その理由、一つ、今回の改正で低所得者の保険税は一部軽減になりますが、その財源をどのように採用しようとしているのでしょうか。それは一定額以上の所得を有する階層以上の世帯の保険税率を値上げして、その財源を賄おうとしております。
この増税になる
所得階層は所得約710万円を超える世帯であります。この所得基準は、国保世帯の中では所得が高い世帯に属することは事実でありますけれども、例えば高校生や大学生を持つ子育て世帯では、教育費だけでも年間に200万円から300万円以上の費用がかかるという現実が実際にございます。余裕はなく、国保税額を増額するという方法で財源を賄うということは不適切であると考えます。
高い国保税を軽減するためには、国保税納税者の中の比較的高い階層の税額を増税し調整する方法というのは、社会保障としての国民健康保険制度の在り方にもとるものであります。
不合理な均等割の削減、廃止を進めることを通じて軽減することが適当であると、このような議論が多くございます。そのために国費の投入が必要であり、この点は全国知事会も国に要望しているところであります。また、一般会計からの法定外繰入れや、国保財政調整基金の活用も可能であります。
よって、この
条例案は不適切であり、反対いたします。
議員の皆様の御理解と御賛同を賜りますようお願いいたしまして、反対討論といたします。
次に、
議案第49号
笠間市立地適正化計画における
建築等の届け出に関する
条例について、反対する立場で討論をいたします。
この
条例案の提案理由で、本案は都市再生特別措置法に基づき、
笠間市立地適正化計画における届け出に関し、必要な事項を定めるため制定するものとしております。また、目的の第1条では、都市再生特別法第88条の規定に基づき、
笠間市立地適正化計画に関わる届け出に関する必要な事項を定めることにより、計画の遠隔な運用を図り、もって住環境の維持向上に資することを目的とするとしております。そして、届け出の対象とする建築物として、第2条に、1、有料老人ホーム、2、認知症対応型共同生活介護または介護予防認知症対応型共同生活介護の
事業を行う住居、三番目、サービス付き高齢者向き住宅を挙げております。
この
条例案では、上記3種類の施設の
建築等の届け出を義務づけるものであり、建設そのものの規制をするものではありません。しかし、居住誘導区域外に造る際には、届け出書類に一定の記載、添付書類として配置図、位置図、平面図が必要となります。同時に、誘導区域内に造れば、国による補助制度や税制措置の特例制度がありますというインセンティブを紹介されますから、公共施設や民間誘導施設については、実質的な抑制効果が働くものと思われます。
また、住宅に対するインセンティブとしては、生活道路や水道などの生活施設に関する工事に関して優先的な整備が行われるとの紹介が質疑を通じて明らかになりました。
全協での説明では、
笠間市立地適正化計画における居住地の区分計画が示されており、居住誘導区域、都市機能誘導区域、準居住誘導区域、その他に区分されます。
現時点では、居住誘導区域は市全体で617ヘクタールで、市全体の面積の2.6%であり、そこに現時点では1万4,365名、市人口の19%が居住しております。準居住誘導区域は市内565.5ヘクタール、2.4%の面積に15%が居住しております。
居住及び準居住誘導区域合わせますと、市内の5%の面積に34%が居住しているのが現状ですが、ここに市内の人口のより多くを集めていくというのが政策が目指す誘導方向です。この基本方向は、
笠間市が独自に決めたものというものではなく、国が先に決めた都市再生特別措置法に基づいた
笠間市版、
笠間市バージョンと言えるのではないでしょうか。国が決めた基本方針から外れることはなかなか難しいものですから、要点は抑えてあるものと思います。
この制度、立地適正化計画を推進することで、稲田、福原、片庭、箱田、飯田、大橋、池野辺、本戸、加賀田地域等への商業施設、介護福祉施設の設置が抑制される
可能性はないと言えるのかとの質問に対し、市の答弁は、都市機能の集約を目指すもの、比較的小規模の届け出を義務づけていないため、立地を抑制するものではないと、このような答弁がありました。
また、この制度、立地適正化計画を推進することにより、上記6地区の人口減を加速する要因にはならないと言えるかとの質問には、市の答弁は、人口減少には様々な要因が考えられるが、誘導区域内は人口密度を維持し、利便性を高めていく政策を取る。市の独自区域である準居住誘導区域を定めており、稲田駅、福原駅周辺を位置づけている誘導区域外の区域においては、人口減少対策として様々な施策を展開し、地域の方々に不便を来たさないよう取り組んでまいりますとの、このような答弁もございました。
人口減少対策として、様々な施策を展開し、地域の方々に不便を来たさないように取り組んでまいりますという市の答弁は注視していきたいと思います。
国の大方針の下でのそれなりの対策は取るとの決意だと感じますが、その中身は分かりませんので、その対策による効果がどの程度あるのか判断はできません。
先に述べましたように、誘導区域内における住宅や公共施設、民間の誘導施設に対するインセンティブの下で、それなりの対策は取るという方針と考えられますので、国が示す大方針の下での計画ですので、その枠組み内での計画にならざるを得ないのではないかと推測もされます。
このまま計画が進められたときの懸念事項として、第一には、居住誘導区域、準誘導区域に人口が集約され、その他の区域の人口が市の政策によって誘導され、市の政策によって人口減が加速されるのではないか。それに伴って、地域の衰退につながるのではないか。特に旧
笠間地区では、小・中学校の統廃合が行われて、その後、市の説明によると、地域の減少というのは様々な要因だと言っておりますが、人口の減少が静かに進んでおります。この減少に政策は影響を与えるのではないでしょうか。
また、農業の衰退、携わる人の減少により耕作放棄地が増えるのではないでしょうか。山林の管理が重荷になり、やむを得ず
事業者の求めに応じ山林を手放し、あるいは賃貸借契約を結び、山林の乱開発につながるのではないでしょうか。山林の荒廃、地域の環境の荒廃につながるのではないでしょうか。
この計画に対する住民の説明はどのようになされ、どのような理解を得たかとの質問に対し、市の答弁は、2020年1月に友部公民館、
笠間支所、岩間支所で、平日と休日の各2回、計6回の説明会を開催し、延べ95名の住民が参加した。その中で、誘導区域設定の考え方、誘導方策に関するもの、郊外部との連携に関する意見が出されたが、この計画に反対する意見はなく、御理解を得たものと考えているとの御答弁がありました。しかし、これで理解を得たと考えるのは無理があるのではないでしょうか。様々な質問、意見が出されたものと思いますが、反対意見はないということでした。これこれの理由で賛成だという意見が出たとの説明はありませんでした。
そもそも予備知識があまりなく、その場で行政の専門家から説明された内容に関して反対意見を出すことは相当難しいのではないでしょうか。反対と言った人がいないからといって、御理解を得たものと、このように言い切ることは無理があるのではないかと思います。
これは全体として、政府が進める新自由主義路線に基づく経済効率優先、社会保障福祉政策の軽視を中心とした政策の一環として決められた、国による都市再生特別措置法に基づいたものであります。
新型コロナウイルス感染症拡大の中で新自由主義路線に基づく政策は様々な問題を引き起こしており、各界、各方面からの見直しが求められているところであります。
市民生活への影響がどのように出るのか、住民サービスをどのように維持することができるのか、住民がどのように評価しているのか不明であり、この計画による様々な懸念を拭うことはできません。より慎重な検討の中で地域政策の立案を進め、市民との広範な議論の中で
条例につなげていく必要があるのではないかと考えます。
よって、今回上程されました
議案第49号
笠間市立地適正化計画における
建築等の届け出に関する
条例について反対をいたします。
議員の皆様方には御理解と御賛同をいただきたくお願い申し上げ、反対討論といたします。
御清聴ありがとうございました。
以上です。
○
議長(
飯田正憲君) 討論を終わります。
これより1件ごとに採決いたします。
初めに、
議案第43号
笠間市職員の分限に関する手続及び効果に関する
条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第44号
笠間市の
特別職の職員の常勤の者の給与及び旅費に関する
条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
本件は、
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第45号
笠間市職員の
特殊勤務手当に関する
条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第46号
笠間市
介護保険条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第47号
笠間市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例を採決いたします。
この採決は採決システムにより行います。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君はボタンを押してください。
〔賛成者ボタン押下〕
○
議長(
飯田正憲君) 賛成の方はマイクのボタンを赤く点灯しているかを確認してください。
確認漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 採決を決定いたします。
投票数21票、賛成18票、反対3票。よって、本件は賛成多数でより、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第48号
笠間市
後期高齢者医療に関する
条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第49号
笠間市立地適正化計画における
建築等の届け等に関する
条例についてを採決いたします。
この採決は採決システムにより行います。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君はボタンを押してください。
〔賛成者ボタン押下〕
○
議長(
飯田正憲君) 賛成の方はマイクのボタンが赤く点灯しているかを御確認ください。
御確認漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 採決を決定いたします。
投票数21票、賛成18票、反対3票。よって、本件は賛成多数により、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第50号
市道路線の廃止及び認定についてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認め、よって本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第51号
工事請負契約の締結について(
防災行政無線デジタル化整備工事)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第52号
工事請負契約の締結について(
橋梁上部工事(
仮称北山橋))を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第53号
動産購入契約の締結について(
はしご付消防自動車購入)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第54号
損害賠償の額を定めることについてを採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第55号
令和2年度
笠間市
一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第56号
令和2年度
笠間市立病院事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第57号
令和2年度
笠間市
水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
次に、
議案第58号
令和2年度
笠間市
公共下水道事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は可決すべきものです。
本件は、
委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、
委員長の報告のとおり可決されました。
ここで11時10分まで休憩いたします。
午前11時00分休憩
──────────────────────
午前11時10分開議
○
議長(
飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
ここでお諮りいたします。
石崎勝三君、市村博之君、藤枝 浩君の3人連名による
議案が提出されております。
この際、日程に追加議題としたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認めます。そのように決定しました。
ここで、追加日程
議案を配信するため、暫時休憩いたします。
午前11時01分休憩
──────────────────────
午前11時02分開議
○
議長(
飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────────
△
議員提出議案第1号
笠間市議会政務活動費の交付に関する
条例の一部を改正する
条例について
○
議長(
飯田正憲君) 日程第4、
議員提出議案第1号
笠間市議会政務活動費の交付に関する
条例の一部を改正する
条例についてを議題といたします。
提案者の説明を求めます。
市村博之君。
〔19番 市村博之君登壇〕
◎19番(市村博之君) 19番市村博之であります。
ただいま議題となりました、
議員提出議案第1号
笠間市議会政務活動費の交付に関する
条例の一部を改正する
条例についての提示者、
石崎勝三議員と藤枝
浩議員及び私の3名を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、
笠間市においても市民生活や地域経済に多大な影響が出ております。このような中、医療従事者初め、市民の健康と生活を支えておられる多くの関係者の皆様に深く感謝する次第であります。また、市民の皆様や
事業者の皆様に、日常生活や経済活動に懸命に努力されていることに心から敬意を表する次第であります。
緊急事態宣言は解除されたとはいえ、第2波の到来の
可能性を含めて、まだまだ予断は許さない状況にあります。観光関連産業を中心に直接的な影響を受けていることに加え、製造業、建設業への影響も出ており、事態はさらなる悪化が懸念されているところであります。
こうした市民生活や地域経済の窮状と市の財政状況を考慮し、
笠間市議会として、
令和2年度政務活動費を50%削減し、今後の
笠間市の
新型コロナウイルス感染症対策の費用の一部として活用していただきたく、本案を提出するものであります。
あわせて、
執行部におかれましては、削減総額440万円全額を
新型コロナウイルス感染症対策に充当していただくよう要請し、提案理由の説明といたします。
議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
議長(
飯田正憲君) 提案者の説明が終わります。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議員提出議案第1号は、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略し、直ちに討論、採決をいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 御異議なしと認め、そのように決定しました。
これより討論に入ります。
15番西山 猛君。
〔15番 西山 猛君登壇〕
◆15番(西山猛君) 15番西山 猛です。
まず、政務活動費の性質について、改めて考えたいと思います。
政務活動というのは、
議員に与えられた政治的な活動を補佐するというか、補助するための大事な大事な血税であります。
我々
笠間市議会議員は、各1
議員に対して年間40万円の大事な血税をいただいております。
これを、先ほどの提案者の説明によりますと、2分の1、440万円をコロナ禍対策に充当してくれということで、遡って本年度の政務活動費を半減するということでありますが、4年間、今データを私、取りました。4年間のデータの中で主に使用されているもの、これが調査研究費並びに研修費ということで、旅費、宿泊費等が、交通費等が伴うものであります。
ちなみに平成28年度、執行率79.87%、平成29年度、69.27%、平成30年度、61.85%、そして昨年、
令和元年度、58.65%。つまり、政務活動費、皆さんが40万円をいただいた合計880万円のうち、昨年にしてみれば、例を挙げれば4割強が戻っているんです。つまり消化されていないんです。消化するという表現は不適切かもしれませんが、ばらばらでございます。100%使用した者、それ以上の政務活動費を自費でやっている、
議員活動をやっている
議員もおります。
そういう中で、今年度は各
常任委員会、さらには議会運営
委員会、そして、今後様々な部分で削減があるでしょう旅費関係ですね、研修費。つまり、調査研究費及び研修費に値するわけでございます。
要は何が言いたいかといいますと、議会として、
常任委員会の活動の中でそこを削減している。それで
コロナ対策に充当してくれと。こういうことで方向性がついているということは、黙っていても50%ではなくて、さらにその部分を、例えば昨年、
令和元年度を例にしますと、56.97、単純に計算しますと、金額で言いますと880万円のうち、昨年は516万1,263円。さらにその中で26.63%に値します137万4,435円がつまり研修費として使っていたんです。ということは、そこを削りますと、現在の状況の中を研修やめます、何やめます、こうなってきますと50%満たないんです。差し引きますと43.03%。つまり、黙っていても50%以上が戻入、戻るんです。それを大手を振って、私は議会として、まして議会のプロセスも経ていないと私は思っています。そういう中で、各個人に交付されたものを遡って20%戻せば議会の役目は果たすのかと、私は疑問をいただいております。
ただ、これは一理あると思います。明確に一理あると思います。ただし、そもそも論として残るお金であれば、わざわざここで
条例まで改正してやらなくてもいいのではないかというのが私の考えです。
ところで、不要不急といいますが、これからの
笠間市の行政執行の中で、果たしてこれは来年度でもいいんじゃないかと、ややもすると、
コロナ対策を優先すれば、これをなくしてもいいんじゃないかと、こういう内容がもしあるとすれば、例えば、国の施策で特別給付金10万円いただきました。国民全員にいただきました。その中で、昨今やっています、テレビで、何日に生まれた人は対象じゃなかった。こんな話があります。そういうことも含めて、もしフォローができれば、例えば
笠間市版給付金、いいじゃないですか。
具体的に、子育て世代大変です。小・中学校、小学校3,558人、中学生1,811人、6月1日現在、合計5,369人。この子供たち対象に、国が10万円なら、
笠間市5万円あげたっていいじゃないですか。トータルで幾らですか。2億6,845万円。このぐらいのワイルドな議会にしましょうよ。
それを堂々と
執行部に何とかならないか。その上で、こういう方法もあるじゃないか、ああいう方法もあるじゃないかというのが順序じゃないでしょうか。
どうでしょうか皆さん。私はそう思っております。
過去4年間のデータ見たときに、結果として3割から4割は戻っているということ考えますと、むしろこのときだからこそ、一生懸命、政務活動費も含めて、自費も含めて、議会活動を一生懸命していただきたい、そう思っております。
なので、私はこの
条例案に対して反対の立場を表したいと思っております。
皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
飯田正憲君) ほかにございませんか。
10番石井 栄君。
〔10番 石井 栄君登壇〕
◆10番(石井栄君) 10番、日本共産党の石井 栄です。
ただいま、突然
議案が提案されて、今読ませていただきました。
これに関してですけれども、この議会の中ではいろいろな意見があると思いますが、市民の皆さんのために、
議員としても支援をしたいという方が大半だと思います。私もその1人です。
しかし、今出された
条例案を見ますと、一律20万円を削減をして、各
議員さんの意思に反するような形になる場合も考えられますね。
現実に、一律20万円には賛成できないという意見があることが分かりましたので、個人的には賛成したいという
議員さんの全体の思いを、これでは代表しているものとは思えないんですよね。
それで、やはり皆さんが議会全体として支援をしたいという気持ちを表すためには、やはり自主戻入という形で、まとめて議会として対応するというのが、私は最も望ましいやり方ではないかなと思います。
そういう意味で……(発言する者あり)そういう意味で、この
条例については賛成はできません。
それで、最も基本的なところは、不要不急の予算の執行をやめるなど、大きな政策の転換も含めて、議会として提案することが必要ではないかなというふうに考えます。
私は、この
議案は、そういう意味で賛成できませんので、反対をいたします。
議員の皆さんの御理解と御賛同をいただきたいというふうに思います。
一旦これを廃案にして、もう一度考え直していったほうがいいのではないかなというふうに思います。
以上です。
○
議長(
飯田正憲君) ほかにございませんか。
16番石松俊雄君。
〔16番 石松俊雄君登壇〕
◆16番(石松俊雄君) 16番石松です。
市政会と政研会を代表して、
議員提出議案第1号
笠間市議会政務活動費の交付に関する
条例の一部を改正する
条例について、賛成の立場から討論を行います。
現下の必要性と緊急性を踏まえ、政務活動費の50%削減に賛成をいたします。
幸い
笠間市では新型コロナウイルスの感染者は出ておりませんが、全国では、6月11日時点で感染確認者1万7,306人、死亡者は922人となっております。
緊急事態宣言は解除されましたが、いまだ感染者の増加は続いており、終息したと言える状況にはなっておりません。また、多くの
事業者が苦境に立たされており、
笠間市の地域経済も今まで経験したことのない事態に直面をしております。小売業、タクシー業界、運転代行業、ホテル旅館業、飲食業ではほとんど営業にならず、診療所や歯科医院などでも患者が減っているとのことであります。
十分な補償が行われなければ倒産という事態を招き、その倒産の連鎖で
笠間市の地域経済は大きな打撃を受けることになります。また、
新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見通せない中、こうした事態の長期化は避けることはできません。
市民生活と地域経済を守るためには、国の対応待ちではなく、行政も議会も一丸となって迅速に対応、対処すべきときであります。
この
条例の一部改正により、減額の金額が明らかになり、初めて補正予算が組めるわけであります。したがって、新型
コロナウイルス対策に充てるためには、この
条例の一部改正は必要不可欠であります。
今後、視察研修費の削減など、不要不急の議会費用の削減、市民の立場に立った対応を進めることも必要であるという意見を申し上げ、賛成討論といたします。
○
議長(
飯田正憲君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) これより
議員提出議案第1号を採決いたします。
この採決は、採決システムにより行います。
本件は原案のとおり決することに賛成の諸君はボタンを押してください。
〔賛成者ボタン押下〕
○
議長(
飯田正憲君) 賛成の方はマイクのボタンが赤く点灯しているかを御確認ください。
確認漏れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
飯田正憲君) 採決を決定いたします。
投票数21票、賛成18票、反対3票。本件は賛成多数により、原案のとおり可決されました。
──────────────────────────
△閉会の宣告
○
議長(
飯田正憲君) 以上で、本日の日程は全て終了し、
今期市議会定例会に付議された
議案の審議は全て議了いたしました。
これにて
令和2年第2回
笠間市議会
定例会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
この後、11時45分より全員協議会を行います。またすぐ、新議場ができましたので、ここで記念写真を撮りますので、皆さんマスク外して写真撮りますので、よろしくお願いします。
午前11時35分閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
笠間市議会
議長 飯 田 正 憲
署 名 議 員 小薗江 一 三
署 名 議 員 石 崎 勝 三...